「ヴィアン二輪部」部長(勝手に名付けました)の、増田です。
春から冬の始めは、バイク乗りにとってのお楽しみ満載です。
ほぼ毎週走っていますが(笑)、特に印象深いツーリングをレポートしたいと思います。
さて。私は実は、東北にあまり縁がありません。
一昨年の10月、2泊3日で鳴子峡あたりを走ろうと思ったら、
例年にない台風の到来で1泊になってしまった上、 コバルトラインは冠水してしまい走れず終い。
昨年は、リベンジしようと思ったら地震に見舞われ……。
被災地の皆さまにはお気の毒ですが、 私もかなり楽しみにしていたので、ショックでした。
と、前置きはここまで。
そんなこんなで、バイク仲間と東北へ行きたいと話していたところ、
「群馬に近くても、秘境があるよ」という話で盛り上がり、
8/3(日)に、「奥只見湖ツーリング」を企画してもらうことに。ラッキー!
当日は高崎の某コンビニに06:15集合、給油ののち、最初の目的地日光へ向けて出発。
R50からR353→R120へ。
この日の旅の道連れは、私より10年以上バイクのキャリアがある先輩ライダー。
自分ひとりなら絶対通らないであろう、アップダウンの楽しい峠道を進みました。
いつもはK3→R122へ一直線だけど、自分以外の人と走るとこんな面白い道も通れるのが好き♪
高気圧の影響で天気に恵まれ、ペースも良かったため、
最初の休憩地「日光金谷ホテルベーカリー」には8:30着で、 まだ開店前というハプニングが(^-^;;
気を取り直し、 日光からR119→R121鬼怒川・五十里湖→会津西街道→R400→R252→沼沢湖へ。
渋滞することもなく、かなり良いペースで快適に進みました。
沼沢湖のある金山エリアは「妖精の里」というキャッチコピーみたいです。
湖ではちょうど年に一度の「水祭り」をしていて、 湖がまるで広大なプールのようなことになっていました(笑)

露店もたくさん出ていましたが、とりあえずレストハウス?で昼食を。
13:00からは、武者姿の若者(学生さんかな?)が、 “おろち退治”をしたみたいですよ(写真)。

そして……ここからが本日のメインイベント。
2000年公開の映画「ホワイトアウト」の舞台となったダムのモデル、
「奥只見湖」(正式名は銀山湖)を目指し、R401→R352をひた走ります。
尾瀬御池のロッヂで水分補給&休憩後、 先輩の「いよいよ本番だよ~」の声に、
「頑張る!」と答えたはいいけれど、走り出してびっくり。
かなり山深い場所とは聞いていたのですが、まさかこれほどとは……。
あちこちに立てられた、「沢水注意 段差注意」の標識(写真)。

止まるのがコワかったので残念ながら現場の写真はありませんが、
ほんとーにこの写真の絵の通りの状態です(汗)
3桁国道はときどき「酷道」と呼ばれることがありますが、この道はまさにそれ。
思わずオフロード車が羨ましくなりました。
つか、いいの? この道はこれで正しいの?
道を沢水が突っ切っているというより、川を道が突っ切ってるよ(笑)
そんな場所が、20カ所以上もあるんです。途中から数えるのも面倒になっちゃうほどです。
しかも道を突っ切った水は、ガードレール無しの路肩の向こうへ流れ落ちていく……。
覗き込んでみたらなんと、 深~いダム湖へ注ぎ込んでいるではないですか! コワっ!
そんなこんなで、何とか頂上付近へ到着。
そこからの眺望の美しいこと……これがあるから、ツーリングは辞められません。

バイク乗りの特権てやつですか?
車で快適・安全に走ってたどり着くのとは、ちょっと違うのですよね。
そしてそこから峠を下り、シルバーラインが二輪通行止めだっので、枝折峠へ。
ここも楽しかったですよー。
言うなれば、永遠と続くスラロームみたいな?
ひらりひらりと切り返しを楽しんでいるうちに、 アドレナリンが出てくるのを感じます(笑)
ライダーズ・ハイもきっとありますね(笑)
いつもの自分とちょっと違った走りをしていた気がします。
そして、峠を下り終えるとすぐに、新潟県魚沼地方。
帰りは、小出ICから高速に乗り、一路、渋川伊香保ICへ。
休憩は取らず、1ふ0km/h巡航で、約1時間ほどで降りました。
終わってみれば、下道が約420km、高速が110kmほどの走行距離。
休憩は100kmに1度くらいの頻度かな?
大勢でゆっくりと走るマスツーも、数人で走る気楽なツーも楽しいけれど、
自分のペースとほぼ同じ仲間とストイックに走るツーも良いですよね。
私の場合、ストレスが溜まっているときは、 こんな風にストイックに走りたいみたいです。
あー、楽しかった! 大満足の一日でした!
さて次は……どこへ行こうかな??
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
月刊Vien(ヴィアン)公式HP http://www.vien.co.jp/広告掲載・紙面に関するお問い合わせは、
電話 027-219-2008(代)FAX 027-236-0102
メール vien@vien.co.jp までお願いいたします。
スポンサーサイト