カラバイヨの2ホームランで圧勝、3位信濃を下す群馬ダイヤモンドペガサス9-2信濃グランセローズ2013年6月30日(日)13:00~ 城南球場 観客数754人 
城南球場にリーグ3位の信濃を迎えた試合。先発投手は堤雅貴。6月9日に右ひじのケガから約1年振りに復帰し、今日で4試合目の登板となった。
ケガ明けで投球制限はあものの、徐々に球にキレが戻りつつある堤 初回に2打席連続でフォアボールを出し、四番打者の大平にセンター前ヒットを浴びて1点を失うものの、回を追うごとに投球が安定。3回には三者三振に打ち取り、思わずガッツポーズも出た。
この日は75球の投球制限があったため、4回まで68球を投げて降板。その後、清水、東風平と継投。東風平が6回に二者連続で長打を浴び1点を失うも、アポンテ、ラミレスがきっちり締めて信濃を2得点に抑えた。
初回にブランドのストレートとらえ、レフトスタンドへと球を運んだカラバイヨ 打線も投手陣を援護。1点を追う初回に、カラバイヨが4球目のストレートをレフトスタンドへ運ぶスリーランホームランを放ち、逆転に成功。3回には大松のタイムリーツーベースヒットで1点を追加し、7回には信濃の先発ブランドンの制球が乱れ、押し出しの1点を追加。4番カラバイヨの打席で、信濃はポリンをマウンドに上げたが、カラバイヨにとっては「ポリンが来たらホームランを打てる」と試合前に家族に語っていた通りの願ってもない交代。初球のチェンジアップをセンターへ運ぶ満塁ホームランを打ち、7回だけで5点を追加。9-2で信濃を下した。

五十嵐監督は、「(今日の勝因は)カラバイヨにつきる」と一言語り、「パワーがケタ外れ。本人もこれぐらい打って当たり前だと思っている」と、その活躍に満足気だ。カラバイヨは前期で打率、本塁打、打点ですでに首位に立っており、今季の三冠王も見えてきた。本塁打の数では、2位の3本を大きく引き離す13本と、五十嵐監督が言うように「ケタ外れのパワー」を見せている。大松もヒットが出るようになり調子を上げている。萩島を入れた主軸3人の活躍が今後も期待されるが、5番を打つ伊藤の打撃不振が心配なところ。
1回の裏に3ランホームランを打ってベンチに戻ってきたカラバイヨを祝福するチームメイト 7月2日13時に高崎の城南球場で行われる信濃戦で前期日程がすべて終わるが、1試合を残し、15勝18敗2分で群馬は2位が確定している。一時は最下位に沈んだものの、2位で前期を終われることに「順位よりも勝ち星の数の方が大事。(ここまで)借金3で来たが、欲を言えば5割以上の勝率で優勝したかった」と五十嵐監督。練習から守備の細かいミスを修正し、後期優勝を狙う。
レポート/星野志保
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